高卒女性の転職には資格が必要?メリットをチェックしよう

資格取得

「高卒女性でも資格があれば転職しやすいって本当?」「高収入やキャリアアップを目指したいなら資格を取ったほうがいいのかな?」と考える方は多いのではないでしょうか?転職を考えているなら、資格を取得しておくと有利な点があります。

この記事では、高校卒業後は地元の工場に勤め、現在は子育てしながら転職に成功した筆者が資格の重要性について徹底解説します。また、資格を取るときに意識しておきたいポイントも合わせて見ていきましょう。

女性は結婚・出産・子育てなどで仕事を変えたいと思うタイミングが、男性より多くなりがちです。資格取得はあなたの幸せの後押しになるかもしれません。まずは、一歩踏み出しましょう。

転職には資格があると有利

転職するときに資格があると、大学を卒業していなくても採用されやすいといわれています。

資格があると有利な理由は以下のとおりです。

・スキルや努力の証明になる
・履歴書に記載でき差別化ができる
・高収入やキャリアアップが狙える

スキルや努力の証明になる

資格を取得していると、一定のスキルや知識があることが証明されます。例えば簿記2級を取得している方は、財務諸表に並べられている数字を見れば経営成績や財政状況が把握可能です。「このスキルを持っている人材が欲しかった」「一定の専門知識があるから教育が短く済む」という企業では、大卒より優遇される場合もあります。

加えて、資格を取得するまで努力ができるという評価もされます。日本では学歴を重視する企業も少なくはないため、大卒のほうが採用されやすい傾向です。しかし、大学に通っていても取得できない実務経験が必須の資格もあります。前の職場での頑張りや、資格を取得するまでの勉強量といった努力も資格名だけで表現できるのです。

FUKU
FUKU

会社が求めているのは「大卒」という肩書よりも

「仕事ができる人」ってこと。

履歴書に記載でき差別化ができる

転職をする際には、まず履歴書という自分がどういう人間であるかを書く書類を提出する場合がほとんどです。履歴書には住所や電話番号といった個人情報だけでなく、学歴や資格についても書く欄があります。同じような学歴の方が同時に履歴書を送った場合、即戦力になりそうな資格を所持している方のほうが採用されやすいのです。

筆者の姉は子育てがひと段落したことをきっかけに転職活動をはじめました。姉はコミュニケーションをとるのが上手なタイプなので、面接が大得意です。ですが、面接を受ける前に資格がないからか何通も不採用通知が届いたのです。

もちろん、採用されない理由は資格だけではないでしょう。ですが、大手企業で採用担当を何年も経験してきた父に話を聞くと、資格があるだけで目に留まるというのです。差別化ができると採用担当者から覚えられるので、転職が有利に進みます。

FUKU
FUKU

アピールポイントを増やすと記憶にも残りやすいみたい。

高収入やキャリアアップが狙える

取得した資格によっては、持っているだけで手当てがつく場合があります。例えば、宅地建物取引士は月に2~3万円、基本情報技術者は5,000~1万円ほど手当てをつける企業が多いです。

また、昇給するのに必須の資格がある企業も珍しくありません。より専門性の高い知識がある方が、チームのリーダーになるほうがトラブルがあったときに対応がうまくできたり、成功への道が短くなるからです。

ただし、支給されるかどうかは企業によって異なります。法律で資格を持っている方に手当てを出すように決められているわけではないからです。資格に対する手当は、会社の福利厚生の一種のため、必ずしもずっと支給されるわけではないと覚えておきましょう。

FUKU
FUKU

資格取得で得たスキルがそのまま給料に反映される可能性もあるって最高。

転職のために資格を取るときのポイント3選

転職のために資格を取りたいと考えるなら以下のポイントを押さえておきましょう。

・国家資格と民間資格がある
・やりたい仕事に役立つ資格を選ぶ
・汎用性がある資格はライフステージが変わっても役立つ

国家資格と民間資格がある

資格には国家資格と民間資格の2種類があり、転職に向いているのは国家資格だと言われています。国家資格は、政府や公的機関が認定している資格です。一般的に広く認知されており、特定の職業に就くために必要な場合があります。例えば、美容師になるなら美容師免許が、保育園の先生になりたいなら保育士免許が必要です。

民間資格は、企業や団体が独自に認定しているため、その信頼度は資格ごとに異なります。国家資格に比べて取得しやすく、勉強に時間をとられすぎる心配が少なくすみます。汎用性が高いため、職種を変えても役立つ可能性が高いでしょう。

やりたい仕事に役立つ資格を選ぶ

やりたい仕事に関連する資格を取得することで、効率的に仕事ができるので活躍できます。資格の取得プロセスで習得したスキルや知識は、実務での活用に直結するでしょう。仕事の品質や生産性を向上させるので、即戦力になれます。

一方で、やりたい仕事に役立たない資格をとるのは転職活動を有利に進めません。プログラマーになりたい方が調理師の資格を取ったとしても、職場ではあまり役には立たないでしょう。おいしいごはんを家族にふるまえるかもしれませんが、プログラム作りは1から勉強しなくてはいけないからです。

汎用性がある資格はライフステージが変わっても役立つ

結婚や出産といったライフステージの変化で、転職活動をする方もいるでしょう。汎用性の高い資格の場合は、どの職場でも役立つ可能性が高いです。

例えば、私の友人に英検2級を持っており、ツアーコンダクターという海外旅行で参加者の案内をしていた女性がいました。彼女は出産を機に旅行会社を退職、現在はオンライン英会話スクールの講師として活躍しています。汎用性の高い資格は、複数の仕事で彼女の活躍を後押ししたのです。

Q&A|転職と資格に関するよくある質問

転職と資格に関してよくある質問をまとめました。

・資格って絶対に取らないといけないの?
・資格を取るのにはいくらくらいかかりますか?

資格って絶対に取らないといけないの?

資格を取ると転職に有利になる可能性はありますが、資格がないから絶対に採用されないわけではありません。あくまで、資格は採用の後押しをしてくれる存在です。

また、職業のなかには資格を必要としないものもあります。資格を取る手間より早く採用されたいと考えているなら、資格不要の職業を探すのも一つの手です。

資格を取るのにはいくらくらいかかりますか?

資格を取るには数千円から1万円前後かかることが多いです。資格には受験料と教材費がかかります。

例えば、簿記3級の受験料は2024年4月現在2,850円です。教材は2,000〜5,000円ほどのものが販売されています。教材費は無料のサイトやYouTubeなどで学んで下げることも可能です。

資格を取得して転職活動を有利に進めよう!

この記事では、転職には資格が必要かや高卒女性でも逆転できるのかについて解説しました。転職をするときは資格があると、スキルや努力の証明になり採用率が上がります。資格によっては高収入やキャリアアップが見込めるので、今よりも経済的に自由になりたいと考えている方におすすめです。

資格を取得するときは、やりたい仕事に役立つ資格を選びましょう。汎用性の高い資格だとライフステージが変わっても役立ちます。

「高卒だから」「女性だから」といったマインドは必要ありません。あなたがしたいこと、あなたが夢中になれることを仕事にできることをお祈りしています。さあ、資格を取得してやりたい仕事をつかみ取りましょう。

プロフィール

高校卒業後から地元で自動車部品メーカーに勤務。出産をきっかけに退職するものの、再就職に苦戦。紆余曲折するものの、現在は在宅のWEBライターとして活躍。転職で感じた資格の有益さを、全国の高卒女子に伝えたい。

FUKUをフォローする
資格取得

コメント

タイトルとURLをコピーしました